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もうすぐ終了、義母の終活

3月20日の引っ越しを目前にして
やっと荷物の整理がつきそうです。

何十年も一緒だった和ダンス、洋ダンス、
ダイニングテーブル、チェア、ソファ、
台付きミシン、キャビネットなど。
丁寧に使い続けてきたものをどうしたらいいのかと迷いました。
産廃業者は、その場で壊して持っていくしかないと言われましたが、
心が痛みます。
せめて、そのままの形で感謝して見送りたいと、
渋谷区の方へお願いすることにしました。

まだまだ使えるものなのですが。

物のエネルギーは、年数と共に衰えてきます。
人も同じです。
年齢と共にどうしても衰えは始まります。
エネルギーは衰えますが、人の場合は、経験を積んでいくので
人間性は深くなっていきます。

しかし、認知症には勝てません。
母の私物の整理をしていると、
毛糸、レース、フエルト、布、たくさん見つかりました。
家族のためにたくさんのものを手作りしてきた形跡がたくさん見えました。
その反面、値札のついたままの洋服、
値札のついた何本もある折り畳み傘、
数限りない置物、花瓶などもありました。

老いは、人を変えてしまいます。
物が作れなくなる。
食事が作れなくなる。
記憶がなくなってしまう。
92歳ですから仕方がないかもしれませんね。
昨日、着物の整理をしました。
嫁入りに持ってきたと思われる
きらびやかな着物、帯を見て、母の母の思いが伝わりました。
この着物も今日でお別れです。
もう一度、リメイクされて新しい命として蘇ることを祈ります。

物も人も
生命の終わりは覚悟しています。
覚悟した上で「よみがえり」のために生きているのでしょう。
切ないですが、進んでいっているのでしょう。

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