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人間は、かなりわがままな生き物

人間というのは、とてもわがままな生き物です。

いいことには、感謝できるのですが、悪いことには感謝できないのです。
空気も水も太陽もすべて、この地球上に住んでいる生き物のために与えられています。

すべての生き物が繁栄するために仕組まれているのですが、そのことを心から理解している人は少ないように思えます。
神様がいるかどうか、宇宙意思があるかどうか、天があるのかどうかも信じていないかもしれません。
一度でもいいので神社や仏閣に手を合わせてみてください。
ただし、祈り方は、自分のご利益を祈ってはいけません。

たとえば、大学受験のときに、「大学が受かりますように」はタブーです。
「自分の将来が花開き、世の中や人のためになるように、自分にあった大学に合格させてください」と祈ることをおすすめします。
体は一つですから、いくつもの合格は必要ありません。他の方が合格をしていただくほうがいいのですから。
自分の合格する大学はたったひとつでいいのです。
以前、私は、子どもの大学受験の合格を祈ることが、何だか申し訳なくてできませんでした。

ある日、子どもが、「お母さん、お母さんの命が残り少ないときに神様に何とか助けてくださいと祈ってはいけないの」と聞かれて、はっとしました。
神様は、人間を生み出した親なのですね。時として親に甘えてすがることがあってもいいのではないでしょうか。
素直に神様に向き合うことです。

私は特定の宗教はしていません。自分自身の宗教がすべて、最高だと思っていたり、すべては過去の罪から来ると考え強迫観念を抱かしたりする宗教は問題があると考えています。
昔からある神社や仏閣。その地域に住まわせていただいているからには、礼が大事だと考えています。

人生にはざまざまなことがあります。ですが、すべてはその人の気づきのためのもの。気づけない時は、「わからないのでもっと具体的に教えてください」と神様に話していくと、わかりやすく教えてくれます。
ありがたくないこと、大変なことに、超えなければならない気づきがあるようです。

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