鬼王神社へお参り
2021年4月7日水曜日月の神様にお参りに行きました。
ふと、私は天照大神様、日の神様にお参りはしているけれども、それだけでいいのだろうかと、疑問がよぎりました。江ノ島弁財天様にお参りして、弁財天様は水の神様。
その親神様こそが月の神様のはずなのです。
月読命(ツクヨミ)の神は、 アマテラス、スサノオと共にイザナギの禊から生まれた三貴神のひとつです。
月を司る、または夜を統べる神、として崇められてきました。
天照大神は、太陽を司る、昼を統べる神です。
月が陰なら太陽は陽月が水なら太陽は火月が女性なら太陽は男性と例えられます。
もちろん伊勢神宮にも月読命の神は、別宮に祀られていますが、メインではありません。
私はまだ、本当の大本には、正式にお参りをしていないのです。
探してみると、月の神様の本宮は、壱岐にありました。
壱岐から京都や熊野に分けられたそうですが、現在熊野には存在していません。
なんと、新宿歌舞伎町にありました。
夜の街新宿に月の神様がいらしたというわけです。
「鬼」の王様という「鬼王」の名を持つ日本で唯一の神社です。
鬼王権現は、湿疹・腫物を初め諸病一切に霊験があるとされ、豆腐を奉納し、治癒するまで本人もしくは代理の者が豆腐を断ち、授与される「撫で守り」で患部を祈りつつ撫でれば必ず平癒するといわれていたそうです。
鬼といえば、豆です。
この神社では、「鬼は外、福は内」ではなく、「鬼は内、福は内」とまくそうです。
鬼と豆の関係は、セミナーなどでもお話ししていますが、豆に呪術をかけたことから始まっています。
豆腐を奉納するのは鬼へのお詫び、豆腐断ちをするのも、豆で追い払った鬼に戻ってもらうためかもしれません。
御祭神には、宇賀能御魂命(ウガノミタマノミコト)、鬼王権現(キオウゴンゲン)、月夜見命(ツキヨミノミコト)、大物生命(オオモノヌシノミコト)、天手力男命(アメノタジカラオノミコト)を祀っています。
境内には、邪鬼の頭上に手水鉢をのせた珍しい水鉢(区指定文化財))があります。
毎夜水を浴びる音がするので持主が刀で切りつけたところ、その後家人に災難が相次いだため、天保4年(1833)鬼王神社に奉納されたといいます。
私には、「水の世の中を支えているのは鬼である」というメッセージに思えてなりません。
鬼の神様のおかげです。
何はともあれ、お参りさせていただいて一安心です。
太陽だけでも月だけでも世の中は回ってはいかないのです。