結婚を希望する人に望むこと
ここのところ、結婚の相談が増えています。
私が結婚したのは49歳、跡部先生が結婚をしたのは59歳。
結婚を望んだわけではありませんが、ご縁があってのことです。
中高年の結婚というのは、若い頃の恋愛とは異なります。
何が違うのかというと、若い頃は2人で価値観や考え方を作り上げ共有できるという柔軟さです。
中高年になると、すでに価値観も考え方も出来上がっています。
あなた色に染まるなんてことはできにくいのです。お互いが角張っているのですよ。
だから、結婚を希望する人は、相手がどんな生き方をしてどういう考え方をしているのかを理解しようとしないと。
自分の理想の相手なんてとっくに結婚していていません。
自分も理想の相手にはなり得ないのです。
だから、共に認め合って、考え方の理解をしながら歩み寄る、つまり角をとって丸くならないと、共感も共有もできません。
結婚することはできないのです。
理想の相手を探すよりも、人に興味を持つこと。
その人を知ろうとすること、相手を認めることから始めなければなりません。
自分を認めて欲しいという自己中心では成り立つことはできません。
結婚式の翌日に相手が脳溢血で倒れても、自分が面倒を見るという覚悟がなければ、結婚するのはやめたほうがいいでしょう。
結婚は自分が幸せになるためではないのです。
相手を幸せにするとお互いが思えないなら、不幸に終わります。
中高年の結婚は、特に、しっかりと考えないと、理想ばかり求めて結婚はできません。