今日の気づき塾を受けている人へのメッセージは
「鬼子母神」でした。

鬼子母神は、子授けや安産、子育ての神としてその名を知られる神様です。
もともと、古代インド神話に登場する悪鬼で、元の名は可梨帝母（ハーリーティ）。王舎城（おうしゃじょう）の夜叉（やしゃ）神の娘で、八大夜叉大将の一人である散支夜叉（パンチカ）の妻でした。
嫁いで５００人、１０００人とも言われる多くの子供を産みました。

夜叉は、鬼神の総称。阿修羅とも言われ、金剛力士の元の姿ということを考えると、とても恐ろしい存在だったことでしょう。

その性質は暴虐この上なく、近隣の幼児をとって食べるので、
人々から恐れ憎まれました。

お釈迦さまは危惧し、懲らしめるために、彼女の末子である嬪加羅（ピンガラ）を托鉢（たくはつ）に使う鉢の中に隠したそうです。
鬼は、７日間にわたって世界中を探し回るも見つからず、半狂乱になってしまったそうです。
頃合い良しとばかりに、お釈迦さまは、
「多くの子を持ちながらも、ただ一人の子を失うだけで嘆き悲しむお前、子を失う親の苦しみをわかったであろう（千人のうちの一子を失うもかくの如し。いわんや人の一子を食らうとき、その父母の嘆きやいかん）」と話しかけられたそうです。
これには応えて、鬼は、自らの罪を悔い、三法に帰依したことで、隠していた子も無事元に戻った…という、お話です。

鬼は、はじめて今までの過ちを悟り、お釈迦様に帰依し、その後安産・子育の神となることを誓い、人々に尊崇されるようになったとされています。

今後、人肉を食べないことを約束する代わりとして差し出しだされたのが吉祥果（ザクロの実）だったことから、吉祥果を手にする姿が描かれるようになったそうです。

子供と母親の問題は、
多くの見えない世界からも生じています。
人の心が理解できないと、データは消えません。
データを消すには具体的なものが必要になります。
本当の消し方は、気づき塾でのみお話をしています。