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ご利益信仰を変えるには

長い間、神様というものにご利益を願い続けてきた人にはクセが染み付いています。

それは、自分にとっていいと思えることには、感謝するというクセです。

自分にとっての悪いことは全て、災いと考えるのです。

このクセは、そう簡単にはとることはできません。

クセを取るためには、いいこと、悪いことの区別をなくすこと。

いいことには、誰でも感謝できるのです。

悪いことが起きたことの捉え方が大事になります。

例えば、転んだ時。

本当は、もっと大きな事故に遭うはずだったのにこれくらいで済ませていただいた。

ああ、ありがたい。

骨折をしなくて済んだ。

ぶつけたところに溜まっていた血の滞りが改善したなど、解釈の仕方はいくらでもあります。

基本は、拡大解釈です。

どんなことも拡大解釈をするとよくわかります。

お金を落とした1万円落としました。

拡大して財布を全部落としていたら大きな損害になります。

だから大難が小難になったと考えます。

ご利益を求めている人は、自分にとってのマイナスを、悪く考えるのです。

実はマイナスこそ、大切な宝物で、ここから気づかなければならないことがたくさんあります。

そして、ご利益中心の人は、自分だけが神様からご利益をいただいていると、錯覚もします。

誰にでも、宇宙は愛をくださっているのに、自分が受け取ったご利益のことしか話せないのです。

自分中心、顕在意識中心の人に多いのです。

人のことを「よかったね」、「素晴らしいね」、「愛されているね」、と褒めることのできる人になってくださいね。

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