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相談(10月15日)

以前にもブログで書いた人からの相談がありました。
脳梗塞、腸閉塞、胃と腸のガンのあるご主人を持つ方です。
腸閉塞の手術が無事終わり自宅での療養をされていらっしゃいます。
手術の際には、やめられていましたが、
血液サラサラの薬を常用されているため、体内の炎症のある部位の毛細血管からは
どうしても血液が流れ出てしまいます。
その結果、極度の貧血にな利、輸血の必要があるのです。

私は、手術の段階で
医師からは、血栓が詰まると重篤な病気になる可能性と、腸閉塞の手術で血液がとあらなくなる可能性2つを指摘されると思いますよと話をしました。
結果、血液サラサラの薬をやめて手術をされ、なんとか命拾いをされました。

ですが、こうした病気は完治っているわけではありません。
あくまで命拾いをしただけです。
最終的には血栓で亡くなるか、がんで亡くなるか、腸閉塞で亡くなるかの3択なのです。
案の定、15日に電話があり、血液検査でひどい貧血状態にあることがわかりました。輸血をしてもらいたいと訪問診療医に話をしたら、すぐにはできないとのこと。
以前手術した病院に電話をしたら、
「あなたの治療は終わっているのでできない」と言われましたとのこと。
ちなみに訪問診療医は、一度も血液検査をしてくれたことはありません。
夫は、死を待つだけになることが納得できないのですと。

患者には、医師や治療を選ぶ権利があるのです。
私の義母の訪問診療の際にも医師を選びました。
治療方針も自分たちの考えを話して決めました。
お医者様にお任せで病気が良くなったり症状が改善するのではありません。
ましてやこの方のご主人のように3つもの病気を持ち、治療を行うのは、
医師にとっても大きな負担がかかります。
責任は持てないのです。
残りの人生をどのような生き方をしたいのかは、
家族と本人で決めるべきです。
血液サラサラのための薬は、血管を老化させていきます。
長く服用すればするほど交感神経緊張となり、体内に炎症を招きガンを作りやすくなります。
そして腸閉塞によって腸の中に入れたステント対策をしなければならないため、
食事の材料はかなりの制限を受けてしまいます。
海藻、きのこなどの不溶性食物繊維は、引っかかる可能性があるからです。
食事も思うようにとることができないので、血液も作りにくくなりますよね。

こうした人の家庭でのケアは、本気で取り組まないと難しいのです。
フードプロセッサーやミキサーを使って栄養バランスを考えないと症状を悪化させていきます。
このご主人の場合、なんと、お風呂にも入らせていませんでしたから、
体の冷えは半端なく一層悪化を辿っていました。

介護する家族が真剣に考えて取り組まなければならないのです。
私は、緩和ケアのある施設に行く方がいいと言う話をしました。
一緒にいて早く亡くなるよりも、
長く快適に暮らすことができると思うのですよ。
家族が、きちんとした決意を持ってケアに努めないと、
医師もケアマネージャーも中途半端になってしまいます。
全ては自分の責任なのです。
最低限の知識は学ぶべきだと思います。

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