ピンクの象
昨日、ソファでうたた寝をしていてベットをみると、
ベットの上の空間に少し強いピンクのものが浮いているのが見えた。
なんだか鼻が長く、耳が大きい。
まるで象のようでした。
でも体は違うのです。
上から寝そべって、下を覗いています。
ガネーシャという名前のようでした。
ガネーシャはヒンドゥー教の神様。インドの神様です。
仏教国タイでも祀られています。
なんでもガネーシャは、困難や障害を取り除き福をもたらすとされる、豊穣や知識(学問)、商業の神様です。
タイではガネーシャの人気が非常に高く、これを祀る寺院も少なくないそうです。
その姿は、4本の腕をもつ太鼓腹の人間の身体に、片方の牙が折れた象の頭をもっています。
写真の置き物よりは、少し黒く、紫よりのピンク色でした。
ガネーシャが象の頭をしているには理由があります。
一番有名な神話です。
インドの三大最高神の一人であるシヴァ、その妻のパールヴァティーは身体の汚れを集めて人形を作り、命を吹き込んで自分の息子、ガネーシャとしました。
パールヴァティーの命令で、ガネーシャが母の入浴の見張りをしていたところ、シヴァが帰ってきました。
ガネーシャはそれを父、偉大な神シヴァとは知らないで、入室を拒みました。
するとシヴァは激怒し、ガネーシャの首を切り落として遠くへ投げ捨ててしまったそうです。
後にそれが自分の子供だと知り、シヴァは、投げ捨てたガネーシャの頭を探しに西に向かって旅に出ます。
ですが見つけることはできず、旅の最初に出会った象の首を切り落として持ち帰り、ガネーシャの頭として取り付け、復活させたといわれています。
驚きの話です。