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自然災害の脅威

熱波によって山火事が起こる。
豪雨によって大洪水が起こる。
火、水、土、自然が引き起こす災害は、ここのところ強烈です。
その場にいないと、この体験は想像できません。
私が生きてきた中での経験は、
小学生の頃、大雨で川と道路の境が分からなくなった中を学校から帰った経験があります。できるだけ道路の端を通って川に引き込まれないように歩いていましたね。
大雪で玄関のドアの高さにまで雪が積もり出られなくなったこともありました。
もう30年も前ですが、東京では、銀座線の地下鉄の入り口から、雨が流れ込み浸水したことがありました。
痛ましい災害が続き、心が締め付けられます。
床下浸水も床上浸水も、元の状態に戻す労力は半端ないものです。
また豪雨になると、起こるかもしれないと考えると、せつない思いです。
自然は偉大な力を持ち、時として想像できないことを引き起こします。

なぜ、こうした災害は絶えないのでしょう。
地震、津波、洪水、山崩れ・・・
人は、いつしか自然をコントロールできると錯覚してきたのかもしれません。
家を持ちたいと思えば、山を切り崩し開発する。川のそばであっても土地を造成する。
自分たちのものなど、本当は何もないのですが。
権力の象徴である富や名誉を求めるのですね。
でもずっと考えてみると、
歴史的に人は、火や水を幸せのためだけに使ってきたのではないのです。

火は、冷えた体を温め、食べ物の加工、闇に光をもたらすものです。
水は、乾いた体を冷やし潤いを与え、命を繋いでくれます。
本来は、人の幸せのために生まれたものです。
これまで人は、それ以外にも活用してきましたね。
戦国時代の火攻め、水攻めは代表的です。キリシタン弾圧もそうですね。
人を苦しめるために使ってきたのです。

火や水を作ったのが宇宙の神様だとしたら、
そんなことのために作ったのではないのにと、悲しむことでしょう。
8月お盆の迎え火も送り火も、ご先祖様のために灯す火は優しい火です。
病人のために口元にさす水は、癒しの水です。
どんなものも、人の意識によって変化していきます。
[意は永遠に神なりて」です。
人は一度は、宇宙に詫びなければなりません。
そんなことを感じる今日この頃です。

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