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体を観る目を養いましょう!サルコイドーシスのケース

ここのところ、痛切に思うことは、患者さんは体を観てもらっていないこと。

私は治療家でも、ましてや医師でもありません。

でも体をじっくり観察すると、血流の滞っている場所を見つけることができます。

例えば、サルコイドーシスの会員さん。 

サルコイどーシスは、約100年以上も前に、イギリスで皮膚の病気として発見されました。

おもに類上皮細胞やリンパ球などの集合でできた「肉芽腫」という結節が、リンパ節、目、肺などの、全身のさまざまな臓器にできてくる病気です。

「サルコイド」はラテン語で「肉のようなもの」という意味です。

性別では女性が男性の2倍で自覚症状がないことが多いようです。

男性は若年者、女性は高齢者に多くみられます。

サルコイドーシスは、、厚生労働省の特定疾患(難病)に指定されており、重症度Ⅲ、Ⅳの場合には、公費から医療費補助を受けることができます。

ステロイドなどの全身治療を受けている場合には多くが医療費補助の対象になります。

肉芽腫というのは、異物や結核菌などを封じ込める生体の防御反応です。

封じ込めて他に行かないようにしたのですが、それをマクロファージなる掃除屋さんが掃除してくれていないため残っているのです。

初めていらした時、この方は、とてもリンパ球が低い状態で交感神経緊張状態にありました。

しかし、 安藤いさこ先生の2度のリンパ球調整鍼灸によって正常範囲になることができました。

ところが、ある日、ぎっくり腰になってセンターに来られました。

一時的にぎっくり腰は治りましたが、2日後再発。

体を見せてもらうと、側面に血液がうまく流れていないとはっきりわかるほどの筋のようなものが見つかりました。

体を見て丸山先生の開発されたコイルの位置を、アドバイスして貼ると、その場で腰痛はなくなりました。

肺におけるサルコイドーシスは、なんとかして血液の流れを送り込むことで変化が出るような気がしています。

治療家は、体の隅々までよく見ることで症状を変えることができるはずです。

とかく、体のサイドを見ない治療家の方が多いようです。

いつも同じ治療をしないよう、慣れた治療になってしまっていては患者さんに申し訳ないのではないでしょうか?

自分自身が自分の体をしっかり観察できるようになる。

自分で治療を選択できるようになる、そんな自分になっていただきたいと思います。 

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