主人の決意、新規事業へ
私の膵臓ガンを巡って、我が家では大変なことが起きていました。
実は、私は主人同い年なのですが、49歳のときに結婚しました。
18歳の頃から予備校で知り合い、37歳のときにつきあっていましたが、諸事情があり別れました。
再会して結婚するまでには1年。
そして結婚して3年目に起きた、私の健康問題は、私たち夫婦の生き方には大きな影響を与えました。
金婚式をむかえるには、99歳まで生きなければなりません。
とうてい不可能です。ならば、濃い人生を生きていくしかありません。
食品会社に30年間も努めてきた主人が、会社を辞めることを決意しました。
サラリーマン人生を終えて何をするのか?
何ができるのか?
会社の中でひとつの歯車としての役割しかしてきたこのとない主人ですから、何をするにしてもとてつもなく大変なことでしょう。
そんなとき亡き福田稔先生が私にアドバイスしてくださった言葉が大きなヒントになりました。
「おまえは足が弱いから足を鍛えろよ」
人よりも下半身が細い私は、気が下半身になかなか降りにくく、常に運動で鍛えるようにいわれていました。
足か、足を調べてみると、足のアーチのゆがみが、膝や股関節、腰、そして頸椎のゆがみにまでつながり、自律神経を乱していくことがわかりました。
自律神経は、免疫力と関係していて、その偏りによって病気が起こります。
ですが、その偏りに足のアーチの乱れも関係していることがわかったのです。
やがてこの足に関わる新規事業を通して、
体全体のこと、病気と足がつながっていること、体の声を聞く方法を把握することができるようになっていきました。